SONY FE 200-600mm を前穂高へ持っていって感じたこと

こんにちは、丸山です。

今回は先日前穂高岳に撮影登山をした時に使った【SONY FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS】のお話をしようと思います。

このレンズは言わずと知れた銘玉で野鳥をはじめとする野生生物を撮影する人なら誰もが持っているレンズなのではないでしょうか。

そんなレンズの描写性能などを今更とやかく言っても仕方がないので、登山における使い勝手と、これを山に持っていくならどの程度の体力が必要かお話しできればと思っています。

1.重さについて

結論から言うと

「重い」 

レンズ単体で2kg越えは伊達ではありません。

登山は時によっては8時間以上も行動しますし、レンズ以外の基本装備の重さもあります。
そこにプラスしてこのレンズとなるとやはり重いです。

私の使っている【SONY α7V】は695g

合わせると3kg弱にもなります。

そうなると本当に重い

これを担ぎ上げるには余程の体力を必要とします。

自分は長期縦走やトレランをしているので何だかんだ持ち歩けますが
気軽にお勧めできる装備ではないことを言っておきます。

今回の山行ではベースウエイトは以下のようになっていました。

・ザック 1.6kg
・水 3kg
・食料(行動食などを含む)600g前後
・火器類 200g
・ツェルト 280g
・エマージェンシーキット 450g前後
・衣類 300g前後
・レインウェア上下 500g前後
・バッテリー類およびその他 1kg前後

これだけで8kgちょっとあります。

バッテリー類はアクションカメラ等の予備バッテリーやカメラの予備バッテリーを含みます。

ここに三脚とカメラ、今回はレンズを合計三本持っていたのとアクションカメラ2台を持ち歩いていたので
プラス6kg以上はあったのではないかなと思っています。

そうなると15kg弱となり、とても日帰りの装備の重さではないなと改めて思いました。

水は今回は山頂でビーフシチューを食べるという

(今考えればなんでそんなことをしたんだろうと思いますが)

奇行をおかしたせいでもあります笑

それでも水は余りましたが、これから暑くなる時期と考えると多少余るほど持っていてもいいのかなとは思います。

これがテント泊もとなると、テント装備で3kgは追加されるので

そうなるとかなり重くなることは想像に難くないと思います。

2.疲労への影響

重さからくる疲労は当然あります。

普段からトレーニングを積んでいる私としても、最後は足が疲れたなと思うほどに疲労がありました。

また後日筋肉痛にしっかりなりました。。。

今回は友人との撮影山行というのもあり、行動時間が長くなってしまったのも要因の一つではないかと思っています。

肩や腰に対する疲労は自分は思ったほど感じませんでした。

元々アルパイン系のザックを普段使いしていることから、肩荷重に慣れていたというのもありますが

パッキングが思った以上にうまくいっていたのかもしれません。

そこは個人の差なので楽とまでは言い切りませんが

一定以上のトレーニングや経験がある人にとっては、さほど問題にはならないのかもしれません。

ただ友人はかなり大変そうでした。

3.登山における使い勝手

登山における使い勝手は正直重さ以外には特に気になるところがないかなと言った印象でした。

大型レンズの宿命か、必要な時以外は常にザックに収納しているので取り出しの手間をいかにスムーズにするかが鍵になっているかなと思います。

自分はFerrinoというブランドのトリオレというモデルのザックを使っています。

こちらは背面ジッパーになっていて、パッキングのしやすさや大型レンズの取り回しも普通のザックに比べたらいい方なのではないかなと思います。

装着までに約1〜3分ほどかかりました。

登山ザックではなく、大型レンズ専用のバックパックを使うという選択肢もあります。

今自分が気になっているのは「think TANK Photo バックライト ロングレンズ」というザックが少し気になっています。

大体4万円ちょっと。。。

購入次第レビューをしていきたいと思っています。

こちらも登山における使い勝手も一緒にレビューできたらなと思っています。

登山ザックではやはりその携行方法が一番の課題かなとは思っています。

ザック単体には保護機能などのは一切ないので、服やツェルトを収納した袋、エマージェンシーキット等々をうまいこと活用して、レンズの外側に緩衝帯を作ることでレンズを安全に携行しなければなりません。

日帰りとなると、その緩衝材となるものも少なくなったりするので、別途何かを考えたりしています。

これと言った正解も今のところないので、皆さんのご意見をお待ちしています。

4.持っていくことの価値|作例と共に考える

600mを使うほどの撮影チャンス自体はほぼありませんでしたが、600mを使うことでしか撮れなかったものたちもあったのでその一例を今回載せていきます。

 dsc6693
焦点距離:600mm SS:1/2500 F6.3

ライチョウの代わりに撮れたイワヒバリです

解像も申し分なく、羽毛の一本一本まで捉えることができました。

ただこれは奇跡的に寄って来た個体なので、それがなかったらなかなか撮るのは難しいかなとも思いました。

 dsc6805
 dsc6791
 dsc6804 2

こちらは山頂から600mmで撮った風景写真たちです

山頂から反対側にある峰々を撮ってみました。

槍ヶ岳・常念岳・蝶ヶ岳などなど多くの山が見えました。

600mmを使うことによって得られる圧縮効果がよく現れていて、迫力のある写真になっているのではないかなと思います。

他にも登山中に撮りたかった場面はいくつかありましたが、レンズ交換の手間と携行性を考えるとほとんど出番がなかったように思えます。

特にライチョウなど動きの鈍い生き物ならまだしも、動きの早い通常の野鳥を狙うとなるとかなり大変だなと感じました。

そのためにはもう一台カメラを購入して、レンズ交換の手間を省くというのが現実的に出番を増やせる回答なのかなと思いました。

レンズ交換を頻繁に行ったせいで、センサーにチリが混入し後日清掃を行いました。

野外でのレンズ交換は最小限に留めたいので、もう一台サブカメラを購入したいなと思っています。

写真自体は600mmでしか撮れないものたちばかりで、なかなかこのような写真は撮れないだけに持っていく価値はあるかなと思います。

ただ重さと出番の兼ね合いから鑑みると、そう頻繁に携行するものではないなとも思います。

あらかじめ撮りたいものが決まっている時には十二分に価値を発揮してくれると思います。

5.結論

結論として

またもっていきますか?と聞かれたら

もちろん持っていきますと答えます。

それは、600mmでしか撮れない写真があるというだけでなく、これを持っていくということ自体が難易度の高い行為だからです。

だからこそ撮れないものが撮れたり、新しい視点が増えたりすると思います。

登山という行為の中、わざわざ荷物を増やして負荷をかける事で危険度は上がりますが

このレンズを持っていく価値はあると思います。

ただ、トレーニングは必須というだけです。

長くなりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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